日本酒カレンダー

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PASSAGEで「Passage」を! 超人文系醸造家、加藤晃葵さんを囲む限定酒と本の夕べ 『日本酒はおいしい!』関連トークイベント第三弾! オススメ!

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【イベント】「PASSAGEで「Passage」を! 超人文系醸造家、加藤晃葵さんを囲む限定酒と本の夕べ 『日本酒はおいしい!』関連トークイベント第三弾!

『日本酒はおいしい!』(ワダヨシ&浅井直子著、PIE International刊)関連トークイベント第三弾。

蔵元杜氏・加藤晃葵さんも来場する「越後伝衛門」の東京初単独試飲会です!

日時:2025年9月22日(月)19:00~21:00
※会場は22:00まで開けていますので交流したい方はそのままお楽しみください(開場18:45)

会場:神保町「PASSAGE bis!」(パサージュ ビス)
東京都千代田区神田神保町1-15-3 サンサイド神保町 3F
https://passage.allreviews.jp/

トークイベント参加費:3,000円(税込み)

※試飲は別途キャッシュオンでの提供となります。チケット代金には含まれておりません。

※決済後、チケットをメールでお送りします。当サイトよりの郵送物はありませんのでご注意ください。当日はスマホなどでメールをご提示いただくか、申し込みのお名前をお伝えください。

※当日は食べ物の持ち込みが可能です。試飲タイムに食べるものなどをお持ちいただいてかまいません。会場での調理は不可、お皿、お箸、カトラリーなどは貸し出しできませんのでご了承ください。

定員:20名

2024年4月開催の第一弾イベントでは石川達也さん(月の井酒造店)を、また同年9月の第二弾では今井翔也さん(Linné)を迎えた本シリーズ。第三弾ゲストは、新進気鋭の日本酒蔵「越後伝衛門」(新潟)の蔵元杜氏・加藤晃葵(こうき)さんです。

1988年生まれの加藤さんは東京で60年続く老舗の酒販店の跡取りでありながら、2021年に新潟の酒蔵「越後伝衛門」の事業を継承。2022年には、甘味でも酸味でもなく、渋味にフォーカスしたデビュー作「タマキハル」をリリースし、一部のマニアックな日本酒ファンに衝撃を与えました。

続いて「ミシャグチ-石神-」「東洋坂-トヨサカ-」「GOZ-ゴズー」などの銘柄を発表。雑誌『ダンチュウ』2024年3月号の日本酒特集号では、本イベントの登壇者である浅井直子の取材により大きく紹介され、広く日本酒ファンに知られる存在に。

ダンチュウのインタビューで加藤さんは、新規参入者の強みについて「スキゾ的に酒を造れる」ことを挙げています。

「スキゾ」とは「スキゾフレニア」の略で、ドゥルーズとガタリの哲学を浅田彰氏が紹介したことに端を発する80年代の流行語。「文脈にとらわれず分裂的に」の意味において「パラノ」(パラノイア)の対義語であり、当時は「スキゾ/パラノ論争」まで展開されました。

おわかりの通り加藤さんは、これまでのゲストである石川達也さんとも、今井翔也さんとも角度の違う読書家であり、超人文系の醸造家。

今回は実験的シリーズ「Passage」の誕生秘話(会場の「PASSAGE」にもヒントが!)や、加藤さんが今、考えている「日本酒のクロスモーダリティ」(五感の相互作用)をテーマに考える「酒と本」(「Passage」シリーズの裏ラベルにはおすすめの本が載っています)についてもたっぷり語っていただきます。

また、昨今の酒蔵において組織が固定化され流動性を失う懸念から、加藤さんは酒文化における人称表現として「自酒」「爾酒」「地酒」(全て「じざけ」と読む)なる独自概念を創出。そこから導かれる「酒の共同体論」にもとづいた新事業の計画についても語っていただく予定です。

イベントは前半がトーク、後半が試飲タイムとなります。試飲タイムでは、皆さんといっしょに加藤さんも会場でお酒を酌み交わします。

提供予定のお酒は、会場と同名の「Passage」シリーズから、下記の6種類。すべてキャッシュオンにて一杯1000円で試飲いただけます。この日のために、蔵でキープしてくださった「FLAT EARTH」を始め、すでに入手困難な銘柄や、リリース前の新作「三日月は青山に」をいち早く飲める大変貴重な機会です。「PASSAGE」で「Passage」をぜひ!

◎提供銘柄と加藤さんによる解説(インスタグラムのポストより引用)

・「FLAT EARTH」

【ざっくり知りたい人向け】
ラフランスみたい!
だんだん寒くなってきたので、
ちょい冷やとかぬる〜く燗付けしたらうまい!
生ハムとかブルーチーズとあわせてみて!
ぜひ!

【マニアックに知りたい人用】
高温山廃に伝衛門の手法をあわせた独自の製法により、
山廃でありながらも低アミノ酸(1.00以下)を実現
それにより余韻域の重さ・クドさをなくし、
代わりに渋によるタクティルな刺戟が舌で踊る
玉栄を扁平精米(60%)で搗精することにより、
味巾をもたせながらも涼しさを表現
901の真骨頂である南洋系のフレーバーを、
普段よりやや高い温度で熟成をかけることにより表現

・「BITTER END」

【ざっくり知りたい人向け】
サザエの先っちょとか、ゼンマイ、チョコやコーヒー…苦味は、大人の味わい。
今回は苦に特化したお酒です!
苦味単体だと重いから、ジビエとかレバー、あるいは甘いものと合わせてみてください!
苦から旨へ!

【じっくり知りたい人向け】
お酒の評価だとよく「苦渋」でまとめられるのですが、コーヒーとお茶みたいなもので、もう少し棲み分けてもいいんじゃないかと思っております。
特に伝衛門では終盤域から余韻域にかけての「渋」に酒質の軸を置いているため、「苦」との差別化は必要であると感じておりました。
ですので今回はアンチテーゼとして「苦」特化の酒質を造りました。

・「STAY GOLD」

【ざっくり知りたい人】
長野県産の幻の酒米「金紋錦」を使いました
“金”紋錦だから、Stay “GOLD”だよ
キラキラしたイメージで、
甘くて酸っぱいよ!
暑いし、冷やして飲んで

【じっくり知りたい人】
初の金紋錦でした
naraiを醸す杉の森酒造さんより賜りました
ありがとうございます!
途中、破袋のトラブルに見舞われましたが、
無事上槽まで漕ぎ着けることができました

漠然とした金紋のイメージは
溶けやすい、味が多い、でした
これは普段使う吟吹雪と似た特性であるように思えます
さて、どう酒質設計しようかと考えた末、
「長野っぽさ」を裏テーマにしました
何をもって“長野っぽさ”なのか自分でもさっぱりですが、
とにかく金紋を使う以上、
普通のお酒にすることだけは避けようと心掛けました

良い機会と思い、やや製法も変えてみました
以降リリースのお酒はこの製法を踏襲しています
いわば(伝衛門でいう)新製法の一発めにあたります
結果としては、やや甘が目立ちつつも、
酸も出て渋も感じられる仕上がりになりました
ここ最近取り憑かれたように追求している
thiol系の香りの萌芽が見えた気がします
(判然と感じられるのは次作ですが)

・「SANS SUN」

【ざっくり知りたい人】
グレープフルーツ!!
ジューシー! グレフルの果皮のビターもうっすら!
オトナのグレープフルーツジュースです!!
まだまだ暑いから冷やしてどうぞ!

【じっくり知りたい人】
初めて「出羽燦々」を使い醸しました
製法は前作Stay Goldと同様です
よりthiolsっぽい香りが出ており、
味わいだけで言うと3MHとかなんかなぁ、
とか思いつつ、とにかくこのチオール系の香りが出て安心しました
グレフル感としては以前の作品「ハイネ」でもその片鱗はあったのですが、
今回のサンサンはより凝縮された果汁感がでています
先般、サンプルをとある左党に呑んでもらったところ、
普通のお酒って、香りとかで「なんとなく」果実感が分かるけど、
これ(Sans Sun)は本当にグレープフルーツを搾ったものが酒になったみたいだ、とコメントくださいました

・「Den'en」

9月リリース!

・「三日月は青山に」

10月リリース!

◎本イベントは、こんな方におすすめ

・日本酒の若い造り手、新しい造り手の話が聞きたい
・日本酒は詳しくないけれど、新しいムーブメントに興味がある・次世代の酒の造り手がどんな人か気になる
・文学、哲学、芸術などと日本酒や酒文化の接点を探りたい
・これから大きな話題になるだろう「越後伝衛門」の酒をいち早く味わいたい

◎登壇者

ゲスト:「越後伝衛門」加藤晃葵氏
『日本酒はおいしい!』著者 ワダヨシ/浅井直子

◎登壇者プロフィール

加藤晃葵
1988年、東京大泉学園にある1965年創業の酒販店「窪田屋商店」の次男として生まれる。大学院人文科学研究科終了後、外資系自動車販売会社を経て、熊本、埼玉、新潟の日本酒蔵で修行。2021年7月、新潟「越後伝衛門」を継承し、蔵元杜氏となる。
https://www.instagram.com/e.denemon/

ワダヨシ
編集者。『ガパオ タイのおいしいハーブ炒め』『サンダー・キャッツの発酵教室』『味の形』『クック・トゥ・ザ・フューチャー』『フードペアリング大全』『発酵はおいしい!』などの書籍を手がける。「ferment books」を翻訳家の和田侑子と運営。
https://fermentbooks.com/

浅井直子
食と酒の編集者。『料理王国』前副編集長。中央大学文学部社会学科卒業後、広告制作会社に入社。自動車会社の月刊情報誌編集部配属となり、ドライブ取材、グルメ取材で日本各地の食文化に触れる一方、料理家のレシピ連載も担当。2000年には、ファッションEコマースサイト編集部の立ち上げに編集長として参画。その後、従来からの食や酒への関心が高まる中で、次世代の造り手が台頭しつつあった日本酒の世界に惹かれ、フリーランスの編集者として全国の蔵元への取材を重ねるようになる。2019年に『料理王国』副編集長。2021年に退社。食を社会や文化の文脈で捉える食専門レーベル「FOOD COMMONS」を立ち上げ、『RiCE』『dancyu』『料理通信』など、各種メディアに食や酒のコンテンツを提供中。
https://twitter.com/705asai

◎2024年4月に開催した第一弾イベントの様子。
https://pie.co.jp/news/4877023/

◎『日本酒はおいしい!』PIE International紹介ページ
https://pie.co.jp/book/i/5564/

◎今回のイベント会場でも書籍『日本酒はおいしい!』を販売します。まだの方は、ぜひ!

◎その他
・イベント中の録画・録音はご遠慮ください。
・イベントの様子は主催者やゲストのSNSやその他メディアで使用する場合があります。

◎キャンセルについて
お申込み後のキャンセルは承っておりません。予めご了承ください。

◎主催
『日本酒はおいしい!』著者、ワダヨシ/浅井直子

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[登録日: 2025/09/09]

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