【岡山が生んだ2大スター、「備前焼」で「雄町」のお酒を飲んでみよう!】

 

全国の酒蔵で使われている酒造好適米「雄町」の岡山が発祥の地で、現在でも生産量の9割以上(平成29年産で93.5%)は岡山県産! また、伝統工芸品の備前焼は六古窯の中でも唯一、釉薬(ゆうやく、うわぐすり)をかけない焼き物。この岡山の“2大スター”を知る「地酒メディアセミナー」に参加してきました!

 

テーマは「備前焼で体感! 雄町米で醸す地酒の魅力」。雄町は約150年前に岡山で栽培が始まった日本最古の酒米の原生種。最高級品種として評価が高く、「山田錦」「五百万石」といった人気の酒米は雄町がルーツです。

 

ただ、10月下旬に成熟する晩生種の雄町は背丈が高いため倒れやすく、病害虫に弱いなど生産量を増やしにくいことから、希少性の高い“幻の酒米”とも。“晴れの国”と呼ばれる岡山の温暖な気候と篤農家の技術や努力によって、国内生産量のほとんどを岡山県産が占めているのです。

「一時は生産面積が、わずか3ヘクタールにまで減ったのですが、素晴らしい味わいのお酒ができる酒米を絶やしてはいけないと、地元の方々の努力で栽培を継続。今では全国の酒蔵で使われるようになったのです」と講師を務める市田真紀氏(SSI認定きき酒師、日本酒学講師)。

 

実は、その地元の方々(中心となった存在)が「酒一筋」の銘柄で知られる“雄町酒”の雄、利守酒造(赤磐市)。雄町はふくよかで幅のある味わい余韻も長く、半年から1年熟成させると旨味が開くことから燗映えするお酒として人気があります。最近は麹由来の酸を持つタイプのお酒が増えていますが、雄町は米由来の酸を感じさせ、熱狂的なファンはオマチスト(雄町の酒をこよなく愛する人たち)を自認するほど。

 

ちなみに、「赤磐雄町」といえば、ほとんどの人が酒米の名前だと思っているかもしれないが、正しくは利守酒造が商標登録している商品名なのです。他の銘柄に使用されていても、雄町普及のために細かいことは言わないようです(さすが!)。ちゃんと覚えておきましょう。

一方の備前焼。六古窯(他に瀬戸焼、常滑焼、越前焼、信楽焼、丹波焼)の中でも、「いまだに釉薬を使いません。『ひよせ』と呼ばれる鉄分の多い粘土層は粘り気が強く、水漏れが起きないのです」備前焼作家の安藤騎虎氏。

 

「ワインや日本酒の容器としても最適です。逆に醤油などは酸化しやすいですが。米や農作物の種などの保存容器として優れていました」

 

この日、体験したのは利守酒造、「極聖」の宮下酒造株、「櫻室町」の室町酒造の3社のお酒と瀬戸内のおつまみとのペアリング。

「酒一筋純米吟醸しぼりたて」と「櫻室町 特別純米 無濾過生原酒 あらばしり一番」は、ままかりの酢漬けや生ゆばの刺身、鰆のおりとともに。「極聖 純米雄町」は殻付き蒸し牡蠣、ソーセージの「アハトヘルツェン」、干ぶどうと。共にお酒の旨みと料理の旨みのバランスが絶妙。極聖の燗酒を備前焼で味わいが深まりました。

 

会場となった「とっとり・おかやま新橋館」では昨25日と本日(26日)、「備前焼で愉しむ雄町米の地酒BAR」2日間限定で開催。また、雄町のお酒は1階のショップで常時購入することができます。

【日時】26 日(金)177:00~20:30(L.O.:20:00)

【場所】 とっとり・おかやま新橋館2階催事スペース(港区新橋1-11-7新橋センタープレイス)

【料金】チケット制1,000円(200円×5枚、当日購入)。ぐい呑み1杯(60ml)200円・おつまみ1皿200円に利用

※お酒の銘柄によりチケット枚数は異なる場合があります。

【主催】 岡山県備前県民局

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